JPアセット証券が取り扱っている金融商品は?
証券会社では、株式や債券など有価証券の売買の取り次ぎや引き受けなどを行っています。取り扱う商品の種類や数は証券会社ごとに異なるため、口座を開設する際にどんな商品があるのか確認することが大切です。
JPアセット証券の場合、どのような金融商品を取り扱っているのでしょうか。JPアセット証券の金融商品についてご紹介します。
投資信託
JPアセット証券では、投資信託の購入が可能です。投資信託の特徴やJPアセット証券で購入できる銘柄についてご紹介します。
投資信託とは
投資信託(ファンド)とは、複数の投資家から集めた資金を一本にまとめて、運用の専門家が株式や債券などに分散投資し、運用成果に応じて分配する金融商品です。集めた資金の運用は、その投資信託ごとの方針に則って専門家が行います。
投資信託は運用をプロに任せられること以外に少額で始めることができ、様々な国や資産に投資できるという特徴があります。運用に使う資金は、運用会社と信託契約を締結する受託銀行が「受託財産」として管理しています。
受託銀行では、投資信託の資金と受託銀行自身の財産・他の信託財産とは分別して管理しているので万が一投資信託の運用会社が破綻しても、信託財産は保護されます。ただし、元本保証商品ではないため、購入時点の価格よりも値下がりすると元本割れの可能性があることに注意が必要です。
JPアセット証券が取り扱う投資信託銘柄
JPアセット証券が販売する投資信託の銘柄は以下のとおりです。
- SBI 日本株3ブル
- 日本ニューテクノロジー・オープン
- 米国連続増配成長株オープン/3ヵ月決算型
- 日本好配当リバランスオープン/追加型投信/国内/株式
SBI 日本株4.3ブル
SBIアセットマネジメント会社が発行するブル型ファンドです。「ブル型」の「ブル(bull)」は「強気」という意味で、ブル型ファンドと言えば相場が上昇している時に利益が出るよう設計された投資信託です。逆に、相場が下落している時に利益が出るように設計された投資信託のことを「ベア型」のファンドと言います。
SBI 日本株4.3ブルは、日本の公社債へ投資するとともに先物やオプション取引などを利用し、基準となる指標の値上がり幅以上の収益を目指すブル型ファンドになります。国内株式市場全体の値動きの4.3倍程度の投資成果を目指して運用されています。追加証拠金が発生しないため、元本以上に損失が増えることはありません。
日本ニューテクノロジー・オープン
岡三アセットマネジメントが発行するファンドです。国内の上場株式のうち、世界的に注目される次世代産業を受け持つニューテクノロジーを強みに持つ日本企業を投資対象に運用しています。
ファンドが指すニューテクノロジーとは、新しい価値を生み出し、社会に大きな変革をもたらす技術のことです。ハイテク素材や次世代エネルギー、ロボットなどがニューテクノロジーに該当します。運用方針としては、ニューテクノロジーにより収益の拡大が見込める企業に着目しています。
米国連続増配成長株オープン/ 3ヵ月決算型
岡三アセットマネジメントが発行するファンドです。こちらの主要投資対象は、アメリカの上場株式となります。長期にわたって連続増配の銘柄、アメリカの経済環境や社会構造の変化に対応して高い成長に期待できる銘柄に着目しています。
原則、為替取引などを利用して為替変動による損失を回避する為替ヘッジは行っていません。そのため、外国株式の値上がりだけではなく、為替の値上がりによる収益にも期待できます。また、米国連続増配成長株オープンは、ファミリーファンド形式で運用しているのも特徴的です。
ファミリーファンド形式とは、投資家が直接購入できるベビーファンドと、そこから集めた資金で投資を行うマザーファンドの両方を使って運用する方法です。複数の投資信託をまとめて運用できる方式なので、大きな資産を持つことにより投資効率が上がり、手数料も抑えられるメリットがあります。米国連続増配成長株オープンの決算は9月ですが、3ヵ月決算型は3、6、9、12月となります。
日本好配当リバランスオープン/追加型投信/国内/株式
こちらも岡三アセットマネジメントが発行するファンドです。国の金融商品取引所上場株式を主要な投資対象とし、投資信託財産の成長を図ることを目的に運用を行います。
日経500種平均株価採用銘柄を予想配当利回りの高い順にランキングし、そのうちの上位70位程度までの銘柄を投資対象として運用していきます。組入銘柄の見直しや各銘柄への組入比率の調整などは、原則1ヶ月ごとにおこなっていきます。
日経500種平均株価とは、株式会社日本経済新聞社が算出する株価指数です。東証プライム市場上場企業の株式の中から「売上高」「売買代金」「時価総額」といった3つの指数に基づいた500銘柄を選んで算出しています。
[情報元:https://www.sbiokasan-am.co.jp/fund/551264/feature#ancFund]
JPアセット証券が取り扱う上場株式
JPアセット証券では、上場企業の株式を購入して運用することも可能です。国内株式、ETF、ETN、日経225ミニを取り扱っています。
国内株式
JPアセット証券では、日本全国の証券取引所(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)に上場されているあらゆる株式を取り扱っています。
現物取引
株式投資とは、株式会社が発行する株式の売買により利益を狙う投資です。買付した株式が値上がりしたタイミングで売却すると、その時点の株価に応じた利益を得ることができる(キャピタルゲイン)が株式投資の最大の魅力です。
また、株式を保有している間は、企業が儲けた利益の一部が投資家に分配される配当金を得ることも可能(インカムゲイン)です。その他、企業によっては株主優待を用意しており、自社商品などの贈呈や自社サービスをお得に利用できるなどの優待を受けられるメリットもあります。
信用取引
株式取引には「現物取引」と「信用取引」があるのですが、JPアセット証券では「信用取引」も可能です。
信用取引とは、一定の現金(委託保証金)やその代用の証券を担保に証券会社から株式の売買に必要な現金や株券を借りて行う取引です。現物取引では、資金がなければ株式は買えず、株式を保有していなければ売ることができません。しかし、信用取引を利用すれば、現金や株式を借りて取引できるようになります。
信用信託では、委託保証金の約3.3倍まで取引できるので、少ない手持ち資金で株価の高い銘柄や多数の株式との取引が可能です。また、証券会社から借りた株式を売却して取引を開始する(信用売り・空売り)ができます。そのため、株価が下落している時点でも株価が高い時に売り、逆に安い時に買い戻して利益を出すチャンスをつくることもできます。
ETF
ETF(上場投資信託)は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など特定の指数の動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。
一般的な投資信託は上場しておらず、証券会社や銀行などの金融機関で購入します。一方、ETFは東京証券取引所などの取引所に上場する投資信託になります。ETFは複数の銘柄で構成されているので、1つの商品に投資すれば複数の株式に分散投資することが可能です。また、市場価格を見ながらリアルタイムで売買できるので、投資信託でありながら株式投資と似た性質を持ちます。
ETFでは、決算時に分配金が全て支払われるのも一般的な投資信託との違いです。分配金を自動で再投資する機能がないため、手動で再投資する必要があります。
ETN
ETN(指標連動証券)とは「Exchange Traded Note」の略で、ETFと同じく特定の指数の動き(株価指数や商品価格など)に連動する投資信託となっています。
ETFとの大きな違いは、金融機関(発行体)が信用力をもとに保証する債券であるため、証券に対する裏付け資産を必要としない点にあります。つまり、発行体の財務状況の悪化や倒産などによりETNの価格が下落する又は無価値となる可能性があるため、発行体の信用リスクに留意する必要があります。
日経225ミニ
日経225ミニ取引とは、その名前からも読み取れるとおり東証に上場されている主要225銘柄(日経225)を対象とした先物取引となります。現物のように手に取ることができる商品ではなく、「未来に取引をする権利」を売買していると考えるとイメージしやすいと思います。
一般の株式投資とは違い、先物取引である日経225ミニは「証拠金」という取引金額の一部を預けることにより取引が行われるため、少額からの投資が可能となる点が魅力です。
日経225は日本株を代表する225銘柄であるため、日経225に投資するということは事実上日本株全体に投資するようなもの。企業ひとつひとつの株や業績、戦略、チャートなどを知らなくても一般的なニュースなどを見て株式市場全体の雰囲気さえ分かっていれば相場感を掴む事ができます。
ただし、日経225ミニは先ほども触れたように「先物取引」なので、期月があります。決済の期日が来たら自動的に決済されてしまう事を忘れないようにしておきましょう。
まとめ:JPアセット証券が取り扱っている金融商品は?
JPアセット証券では投資信託から上場株式や信用取引、日経225ミニまで取り扱っているので、自分に合った商品を選んで投資することが可能です。商品ごとにメリットやデメリットがあるので、商品の特徴を理解して慎重に選ぶことが大切です。
JPアセット証券では取り扱っている商品が比較的多いので、投資をやりたい方は口座を開設してみてはいかがでしょうか。